兄のことなんて呼ぶ?
「よし、今日の議題は兄呼称問題だ!」
実妹「お兄ちゃん、何で突然会話調になってるの?」
「そんなのに理由を求めちゃいけない、人生は理由なく求められることばかりだぞ...」
実妹「それは分かったけど...お兄ちゃん兄呼称問題って何よ」
「それ、まさにそれだよ」
実妹「?」
「実妹は今お兄ちゃんと言ったけれど、そもそも兄に対する呼称は複数ある...妹好き界隈では有名だが兄に対する呼び方で派閥争いが起きてるほどだ」
実妹「例えばお兄ちゃん以外に“おにい”や“お兄様”って呼び方があるみたいな?」
「その通りだ‼流石実妹は飲み込みが早い‼」
実妹「ま、まあね(何かテンションあがってるし...)」
「よし、とりあえず思い付く限りの兄呼称を下にあげてくぞ↑」
お兄ちゃん
(基本中の基本呼称だ!実妹:まあそうね)
兄ちゃん
(おがとれるだけ印象がかなり違う‼不思議だ...
実妹:そうなの?)
おにい
(かわいい...かわいいぞ! 実妹:なんか妹側が成長してない感じね)
お兄様
(うへぇふかたまやなやまゆ 実妹:さっきは無視したけどお兄ちゃんおかしくなってるわ...)
にいにい
(沖縄だと基本中の基本かな?実妹:突然素に戻るのやめて)
にー
(うーんいい響きだ...実妹:すぐ呼びたい時便利ね)
にいたん
(小さい子が使うとさらにいい 実妹:これ大人で呼んでたら怖くない?)
兄者
(これで呼んでる妹一人はいるはず‼ 実妹:いやいても時代物でしょ)
兄貴
(うーん、痺れる呼び方だ 実妹:これも人気がありそうな呼び方ね)
長兄
(呼ぶ人いるかな汗 実妹:もうネタ切れ?)
次兄
(そりゃ上がいたら次もいるよね汗汗実妹:語彙スペックがないのね)
にーたま
(かわいい~実妹:“お兄様”変えただけじゃないの?)
兄の実名
(こんなの認めない‼双子は別だが...実妹:個人的意見出しすぎよ...)
愚兄
(言われたらぞわぞわしますな。実妹:本人に対して言わなくない?...)
お前
(実名も言わずに具体的に呼ばないパターンだな。実妹:これ許しちゃったら何でもありなんじゃ...)
「どうだろう、実妹。この短時間でこれだけの呼称が出てきたんだ、この中から何が兄に対する呼称で一番ふさわしいか決めるのは大変だろう?」
実妹「うーん、そう言われて考えてみると難しいかもね。でもさあ」
「うん?なんだ?」
実妹「そもそもさあ兄呼称問題とかいってるけど兄の呼び方決めるのって最終的に妹側なんじゃないの?妹自身がしっくりくる呼び方で呼べたならそれが一番いいんじゃないかな♪」
「はっ‼......でもいろんな呼び方で呼んでもらう方が兄側は幸せかもよ...」
実妹「ぁん?」
「だからさ、一回でいいからお兄様って呼んでく..あっ待って‼ 痛いのは...ぐはぁえ」
実妹「お兄ちゃんはまずお兄ちゃんと呼んでもらってることに感謝しなさい‼」
兄呼称問題:問題解決?
妹ってかわいいよね♪
そもそも、妹について考えるにあたって第一に直面する問題が「妹定義問題」である。
これは妹問題全体の軸または根幹に影響する、すなわち答えを容易には導き出せない、深く根深い問題であるといえよう。
まず、妹の意味を見てみよう。
“妹(いもうと)とは本人から見て傍系2親等の年少の女性、通常は同じ父母から生まれた年少の女性をいう。また自分の弟と結婚した女性、すなわち弟嫁や配偶者の妹も本人から見たら妹になる。その場合、義妹(ぎまい)と書いて「いもうと」と呼ぶ場合が多く、対象者より年下であるとは限らない。また、親の養女や親の再婚相手の連れ子が年下だった場合も義妹にあたる。”
(参考文献:Wikipedia)
どうだろうか...そう読んでいただいた方はこの問題についてすぐに感づいたかもしれない...
そう!実妹義妹問題が新たにわき出てしまうのである...
しかし、この問題は筆者最大のテーマになると予想できるため、この問題についてはいつか議題にあげることにし定義問題に戻りたいと思う。
まず、妹の定義について“同じ父母から生まれた年少の女性が妹である”という定義に異論を挟む者はいないだろう。住む家が違う、生き別れるなど関係が希薄でも兄妹という関係は成立する。細胞レベルで証明も可能だ。
次に“親の養女や親の再婚相手の連れ子が年下だった場合も義妹にあたる”もまあ大丈夫だろう。(個人的な意見はいろいろあるが...)同じ両親の子供という枠組みに入り、互いに同じ両親を意識の差はあれど意識する、させられる、そして互いに同じ枠組み「兄妹」を認識する。兄妹関係は成立する。
ここで問題と感じる定義はここだ“また自分の弟と結婚した女性、すなわち弟嫁や配偶者の妹も本人から見たら妹になる。その場合、義妹(ぎまい)と書いて「いもうと」と呼ぶ場合が多く、対象者より年下であるとは限らない”この太字部分が意味不明だ...
『妹とは大前提として年下または同い年でなくてはならない』これが私の考える定義の1つだ。年上の妹...確かにギャップがあって存在自体は興味深い。しかし兄にとって妹として認識するのはいいが、向こうはどうだろうか、正直仕事ではないのに年下に兄貴面されるのをいい気分で捉える人は少ないだろう...
それに合わせられる人もいるかもしれないがその時点で兄である自分は年上の妹に気を使われている、悪く言えば弄ばれてるのだ。また年上妹側が喜んでいたとしても妹として振る舞うことを楽しんでいるだけといえる。
この時点でこの関係は兄妹関係ではなく兄妹ごっこに成り下がると言っていいだろう。
このように妹定義問題は問題を次々と生み出すパンドラの箱のような問題なのである...
とりあえず私が今考える妹の定義を下記にまとめる。今後かなり変動があるかもしれないが1つ1つ問題を洗いだし少しずつ減らせばいつか希望にたどり着くことを信じて...
妹の定義‼
『妹とは大前提として年下または同い年でなくてはならない』
タイプA『同じ父母から生まれた年少の女性』
タイプB『親の養女や親の再婚相手の連れ子(女性)が年下だった場合』
タイプC『弟嫁や配偶者の妹(年下限定)』
妹ってサイコー!!
妹とは何か。これは人間が人生の中で最も苦悩するテーマである。
もちろんあなたもこのテーマで1時間以上は悩んだことがあるだろう…
中には悩みすぎて学校、仕事が手につかなくなり生活に支障をきたす者もいるかもしれない。
私はあえてその問題の真理に迫ろうと思う。
私自身もこの問題に苦悩し、時には矛盾した理論を展開してしまうかもしれないが
遠回りをしてでも妹という真理、真実、理想、現実に近づいていこうと思う。